はじめはそのシンプルさにどこに面白味があるのかをつかみにくいですが、
回数を重ねていくうちに、シンプルだからこそ奥が深い戦略的なゲームであることが見えてきます。
その面白さが見えれば、はまること間違いなし。
雨の日にiPadで遊べる対戦ゲームを探していて見事にはまりました。
考えなくても勝てることもありますし、
複数人でやると読みあいになり戦略性も出てきます。
ゲームが好きな人も、ゲームが得意ではない子供とでも一緒に遊べると思います。
カップルで二人対戦や、4,5人の友達と集まった時などに、盛り上がるゲームです。
ゲームの内容:東海道の旅がモチーフ
東海道の旅をモチーフにしており、
旅の道中で様々な経験をして、より多くの経験をした人が勝利するという内容になっています。
アプリではない、ボードゲームがもとになっており、そのデジタル版です。
1回あたりのプレイ時間は、2人対戦で大体15分ほどでした。
一人でもアカウントを作成してオンラインで対戦することもできますし、
オフラインでは、1人から最大5名で、スマホを回しながら対戦して遊ぶことができます。
日本語への切り替えにも対応しています。
ゲームのルール:サイコロを振らないすごろく
ルールはいたってシンプル。
すごろくの様に自身の駒となるプレイヤーを進めていきます。
すごろくの様ではありますが、サイコロは振らず、進めるマスは自由に選ぶことができます。
京都~東京間の東海道が舞台となっており、宿場から宿場までの14マスを、4サイクル進みます。
ゴールは「勝利ポイント」を最後に一番持っていた人が勝ちです。
一番早くついても、ポイントを稼いでいなければ勝てません。
良い旅の経験がなければ勝てないというのが、旅のモチーフならではです。
進めたいマスの数は自由に選べますが、先にプレイヤーがいるマスには止まれません。
一番最後にいる人が次に何マス進むかを選ぶことができます。
ポイントの稼ぎ方は様々で、マスごとに割り振られたイベントがあります。
- 景観カードを集める
- 寺社仏閣への寄付
- 旅人との出会い
- 店でお土産集め
- 温泉につかる
- 食事への出費
それぞれ回数が一番になるとボーナスポイントがもらえます。
そのため道中に稼いだポイントだけではなく、最後にもらえるボーナスポイントも勝敗の鍵を握ります。
店で購入したり、寺社仏閣への寄付にはお金が必要ですが、初めから持っている所持金もしくは「農場」のマスでお金をもらうことができます
ゲームをさらに面白くするのが、各プレイヤーの特殊能力にあります。
キャラクターの「広重」は、宿場に到着するたびに、集めるとポイントを稼ぐことができる「景観カード」を一枚もらえます。
この特殊能力が効いてくるので、プレイヤーの特性を活かして戦略を立てます。
二人対戦も白熱!
二人対戦も盛り上がります。
二人対戦ではそれぞれのプレイヤー以外に、もう一人、「ニュートラルプレイヤー」というどちらにもつかないプレイヤーが3人目として参加します。
このニュートラルプレイヤーの使い方が鍵を握ります。
ニュートラルプレイヤーは、最終的なポイントの集計には関わりませんが、
先行しているプレイヤーが、ニュートラルプレイヤーの進むマスを決めることができます。
そうすることにより、対戦相手に行かせたくないマスへ進め、妨害することができます。
最後に
海外の人が作った日本のイメージ感がある、3Dのグラフィックが美しいです。
キャラクターは、
大きな筆を持ち、背負子を背負ったような「広重」(浮世絵師の歌川広重?)、
行商人の「善右衛門」(大商人の鴻池 善右衛門?)や、
ほかにも侍や、花魁など、江戸時代をモチーフにしたキャラクターが面白く、ついついモデルを探してしまいます。
政をつかさどっていそうな装いの「寛忠」には、「寺社仏閣を訪れた際の寄付で金が1枚追加される」特殊能力があり、それがモデルに由来するのかどうか少し調べたり、個性豊かなキャラクターもよかったです。
暇つぶしにちょうど楽しめるゲームでした。
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