【実証】シム22.2mmから23.8mm問題。どうすりゃいいの?

雑記
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ピスト、競輪など自転車が好きな人にタイトルを見てきていただいたのではないでしょうか。

私も困っていた張本人でWebで検索して、答えが見つからず実際にいろいろ試してみました!

結論を先に書いちゃうと、下記の2つどちらも個人的に満足でした!

  • 0.8mm 厚のアルミ板を購入して、自作
  • TEKTRO(テクトロ) BRAKE LEVRE SIM 22.2 to 24.0mmを購入
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私は、ピスト自転車が趣味で好きなただの素人ですので、あくまで自己責任でお願いいたします。

22.2mmのバー径のハンドルバーに23.8mmの径のブレーキレバーの取り付けです。

自分で試してみて、個人的には満足できたのでその経緯を書いてみたいと思います。

ここからはそれぞれのメリット、デメリットと、どうして二つとも試すことになったのかを書いていきたいと思います。

ことの経緯

そもそもの経緯は、ハンドルバーの交換でした。

特に、クローズドのクランプのブレーキバーを使っている方がこの問題にぶつかると思います。

PAULのe-leverは、挟み込むタイプのものではなく、ボルトを緩めハンドルバーに差し込み、クランプするタイプです

私、中古で買ったFuji Featherの標準装備のブレーキバーが早々に壊れてしまいドロップハンドルに合うブレーキレバーを探し、

PAULのe-leverの23.8mmを使用していました。(22.2mmもあります)

そのあと、ブルホーンの方がスキッドの練習がしやすいらしい、という記事を見ていたところ、

マビックのブルホーンに出会い、純正ドロップハンドルから初のハンドル交換。

ドロップハンドルとフラットバー系の規格が違う問題について、ブルホーンが手に入った時には知る由もありませんでした。

そして、PAULのe-leverもクランプ径の自由が利かない、いわゆるクローズドのクランプだったのも大変な要素になります。

ブルホーンの見た目が好きで楽しく走っていたのですが、その姿勢は楽ではありませんでした。

長距離を走るなど、「走る」目的の時はまだよかったのですが、街乗りになりちょっとそこまで買い物の時にはつらさを感じ、視線が上がるライザーバーの導入を決めました。

フレームについてきた純正のスレッドステムにB-Witchのライザーバーを差してみると、なんかスカスカ。

ブレーキレバーもスカスカ。。。

フラットバー系とドロップハンドル系のここで規格の違いを知りました。

そう、フラットバーのバー径は22.2mmなのでした。。。

クランプ径26.0mmと25.4mmの格闘についてはこちらの記事で

0.8mm 厚のアルミ板を購入して、自作する

早速ウェブへ。先人の知恵はありがたい。

0.8mmのアルミの板を加工して、シムとして使う方法を見つけたので、自分でもやってみました!

結論から言うと、半年ほど乗っていましたが、クランプの固定はしっかりしていて、動くことはありませんでした。

メリットとデメリットをまとめると

メリット

  • コストが抑えられる。特にワンペア以上必要な人。
  • そもそも市販がない。22.2mmと23.8mmの差、1.6mmを埋められる唯一の方法は自作しかない(と思っていた、詳しくは後半へ)

デメリット

  • 自作の製作作業は万人向きではない
  • 見栄えは、個人に委ねられる
  • 取付は一苦労

アルミ板700円程度、金ノコ100円(セリアで買ったもの)でできました。1枚の板から複数セット作り出せるので、コストは抑えられます。

一方で、この手の手作業は向き不向きがあります。ブログをまとめられている人は、やはりいお上手です。

あまり私は工作は得意な方ではなく、仕上げも頑張ってできないタイプでした。

なので、シムとして固定するには十分な出来にはなりましたが、ほんとは切断面を磨いたり、ブレーキのクランプからはみ出ないように調節までは根気が足りませんでした。

金ノコで切るのもやってみてわかったのが、まっすぐ切るだけでも器用さが求められます。

100均のものだと切れ味もお値段相応なので、良い道具を持っている人であれば、きれいにできて、切断面のやすりがけによる仕上げもできるかと思います。

一枚の長細いものをCの形状にして取り付けるのですが、一苦労でした。

板から切り出したまっすぐなアルミをいい感じに曲げて、そしてクローズドのクランプとバーの狭間に入れるのは結構骨が折れる作業で、仕上げもうまくできていないと、バーにもブレーキにも傷がつきます。

気がつけば不器用な私は4時間以上掛かっていました。(良い思い出です。)

アルミ板を金ノコで切るとゴミも出るので、冬に外でやったこともあり二度とやりたくないなと思っていました。

既製品のシムを購入する

自作の下調べをしていた時から、Amazonで22.2 to 24.0mmにするTEKTRO(テクトロ)のシムがあることは見ていましたが、

「24.0mmってなんじゃい。23.8mmとは別規格?」

と、クランプ径25.4mmと26.0mmのハンドルでコンマ一桁の違いで痛い目にあっていた私は、手を出すことができていませんでした。

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今回別の自転車で、まだ22.2mmのバー径に、23.8mmのPAULのe-leverを付けることになり、今回はまた自作する気力がなかったので、試しに購入してみることにしました。

(どうしてまた移植することになったのか、その経緯は別途書きたいと思います。)

結果は、今のところ個人的には満足です!

メリット

  • 見栄えがきれい。PAULのe-leverだとぴったりクランプに隠れる
  • 取付の苦労が少ない。自作の時は微妙な曲げや癖付けに苦労しました

デメリット

  • コストがかかる。ちゃんと作られた、いいものには価値があります。
  • 厚さ0.9mmのため、0.2mmの誤差の影響はわからないまま…

24.mmという懸念要素のコンマ一桁の違いは、正直わかりませんでした。

クランプ径の様に0.6mm足りないのと、0.2mm余分なのとではまた違いそうです。

シムの取付については、クランプ径を補う0.3mmのシムで取付でかなり苦労していたこともあり、

今回は0.2mm余分ということもあり、さらにシビアな取付になるのではないかと、腹をくくって作業に取り掛かったのですが、結果意外とあっさりでした。

ブレーキレバー側のクランプに余裕があったのか、取付にはほとんど苦労しませんでした。

(クランプ径を補う0.3mmのシムの取付、25.4mm→26.0mmは苦労しました。)

費用感は、AmazonでTEKTRO(テクトロ)のシムは900円(執筆時点)だったので、ワンペアの作成であれば、私のアルミ板+道具の購入費用と比較しても、数百円の差額でした。

何といっても、取付の簡単さが、この数百円で実現できるならありがたいです。

まとめ

ワンペアで良い場合、また予算も許すなら、個人的には、TEKTRO(テクトロ)のシムを購入、一択だなと思っております。

とはいえ、規格が今回の組み合わせと同じであっても、ハンドルバーとブレーキレバーの組み合わせによって、結果は千差万別だと思いますので、あくまで自己責任でお願いします。

手作り体験も嫌いじゃないので良いのですが、作ったからこそわかる価値がある製品だなと今回は思った次第でした。

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