あなたが転職に対して漠然と抱いている希望を、カウンセリングを通して整理を手伝ってくれるのがエージェントではあります。
しかし、彼らも1回の面談で完璧に理解している訳ではありません。
良い転職のチャンスを掴むため、エージェントにうまく希望を理解してもらえるように準備し、うまく付き合いましょう。
興味のない案件紹介は互いに消耗する
エージェント視点だと、求職者の希望を確認した上で、自身の担当している案件から希望に合うポジションを紹介します。
希望が伝わっていないと、関係の無い案件紹介ばかりで、求職者の満足度は下がります。
一方でエージェント目線だと、案件を紹介しても企業への紹介につながらないので、ピッキーな候補者認定をされてしまい、紹介の優先順位が下がってしまいます。
ノイズばかりにならないように、最低限、許容できる範囲とNGについては伝えて、うまくエージェントと付き合えるようにしましょう。
意外とやってる!求職者とエージェントのあるある
では、どのように希望をつたえるのか、よくある求職者と企業のやり取りから見てみましょう。
「いい案件があれば…」
どんな募集を探されていますか?
いい案件があれば、お話を聞いています キリッ
ジュニアなエージェントなら、そのまま持ち帰ります。
これじゃダメー!
その後の紹介が来にくいです。もしくは的はずれなものばかりきてしまいます。
いい案件 = 転職の軸、キーワード、条件、興味分野をつたえましょう。
例えば、ここまで伝えるとリクルーターの解像度はグッと上がり、周辺情報も理解できます。
転職の軸:
「現職では叶えることができない、よりマーケターとして専門性を高め、中長期的にはマネジメント職になれるポジションを探しています。」
キーワード:
- 「デジタルマーケティング職」「SNSマーケ」のポジションを見ています
条件:
- 転職するからには現収入より年収アップができるポジションを希望します。
- 子供の送り迎えがあるので、フレックスは必須ではありませんが、ありがたいです。
- 現在の業界から、キャリアチェンジを考えているので、業界によっては年収の優先順位は下がります。
興味分野:
- 自分も消費者目線、ユーザー目線を理解できる製品でないと難しいのでFMCGが良いです。
- 今話題のWeb 3.0やNFTなど最新技術にも興味があります!
- 週末はサーフィンをします。アウトドアのアクティビティが好きです。
転職活動の温度感、すぐの転職が必要なのか、中長期的に特定のポジションを探しているのか、タイムラインを伝えるのも重要です。
「幅広く見ています」
希望の職種、業界はありますか?
幅広く見ています。基本OPENですので、ご提案お待ちしています!キリッ
あたり前にレジュメを見て常識の範囲で紹介してくれると思っていたら、
残念ですが、大間違いです。そんな忖度はありません。
ノイズの嵐です。甘く見てはいけません。
全く違う業種や、キャリア未経験歓迎など、ノイズが増えるだけです。
確かにせっかくのリクルーターの提案なので、極度の制限はしたくないですが、せめてNGは伝えましょう。
例えば、
自分が関心のない分野:自分が使わない製品、BtC vs. BtB
職種:自分が企業から評価してもらいやすいのは、過去の経験から強みとしている〇〇です。
「自分を必要としてくれる会社に行きたいです」
どんな企業に行きたいですか?
自分を必要としてくれる会社に行きたいです。キリッ
みんなあなたを欲しがっていますが、相手を盲目的に信じすぎると、転職後のミスマッチにつながります。
言語化して伝えましょう。
自分を必要としてくれる = マーケティングなら、広告予算がつく。デザイナーなら、デザインに対する社長の理解がある。所属する部署は花形部署なのか、それとも下火の部署なのか。
何が自分にとって大事なのか伝えましょう。
過去にストレスに感じた会社の環境や経験、転職を考えたきっかけなど思い返して見ましょう
まとめ
思い切って、リクルーターに希望を伝えてみてください。
遠慮をして希望を伝えず、結果的に紹介につながらないのは、双方にとって残念です。
自身の転職の軸として、希望を言語化しておけば、リクルーターも深掘りで質問してくれます。
せっかくの人生の転機をサポートしてくれる仲間なので、良い関係性を築けるとベストです。
では、またっ
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