実際の転職は、良くも悪くも人生を変える大きな決断が伴う一方で、
転職活動自体はノーリスクと言われます。
転職活動をした結果、現職にとどまるという選択をする人もいます。
それは、自己分析と第三者視点での意見を知り、市場における自分自身の立ち位置や、自身の希望が明確になったことよるケースが多いです。
「なんとなく今の仕事に納得がいっていないけど、そうはいっても明確にしたいことがあるわけではない。」
このもやもやを少しでも解消するのに役に立つのが、まさに転職活動のプロセスであると思います。
転職活動の中での気づき
転職活動をする中で、例えば下記のようなプロセスがあります。
- 職務経歴書を作成する中で、自身のスキルや経験の棚卸し
- 求人票を比較する中で、自身の希望の条件の整理
- エージェントや企業のリクルーターと話す中で、第三者からの意見を聞く
こうした活動の中で、自身が成し遂げたいことを整理した結果、
今は転職が自身の希望を実現する選択肢ではないことではないという結論に至るかもしれません。
自己分析こそが転職活動の最大の成果となり、
納得して現職で働くことができるかもしれません。
職務経歴書で重視される経歴のポイント9選を考えてみると、
- 転職後一年以内の昇進 => 短期間でも成果を出し、評価された実績
- 同一企業内での昇進の経歴 => 社内で評価された実績
- キャリアの軸が明確 => 一貫したストーリーが描けているか
- 同じ職責の仕事は2回以内 => 同じ内容の仕事ばかりで留まらず、キャリアを積んでいること
- 短くても在籍期間が各社2−3年 => 定着率。
- 直近3年の転職が2回以内 => 定着率。ミスマッチも3回は多い。
- 海外経験 => 多様な価値観を受容できる柔軟性、バイタリティ
- 部署横断型のプロジェクトリード経験 => コミュニケーション能力、リーダーシップ能力
- 30代までに部下のマネジメント経験 => リーダーシップ能力、マネジメントスキル
一般的には上記の様な観点が、書類を通りやすい経歴といわれています。
上記のポイントは一例ですが、見てみて、いかがでしょうか。
キャリアアップを考えるなら、現職に留まろうという考えに至る人も少なくないはず。
もちろん一貫したキャリアの説明が出来れば、転職回数や在籍期間等は、度外視で企業から良い評価を受けることもあります。
自己分析に加えて、是非第三者とも話してみましょう。
棚卸した自身のスキルや希望を元に、ヘッドハンターやキャリアコンサルタントと話すと、
自分では考えていなかった観点で、募集の紹介を受けることができる可能性もあります。
最後に
将来に不安しかなかった20代前半、自由に生きる憧れの起業家の方から、
「40歳半ばになったけれど、自分がやりたいことは未だに模索中だよ。でも、自分が苦手なこと、やりたくないことは経験を重ねるごとに見えてくる。」
と言われたのが印象的でした。
孔子も「五十にして天命を知る」と言いましたが、30は独立した立場を持ち、40は迷わず進めるように、今自分の活かせる経験や好きなことを突き詰めていくための棚卸が必要なのかなと感じています。
もちろん嫌いなことの消去法というアプローチもありますが、
それと同時に好きなこと、得意なことを突き詰めて行けるよう、定期的に棚卸しのため自己分析は欠かせないと気が付きました。
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