転職活動を有利に進めるには、担当者からの連絡が来ないことを嘆くのではなく、自ら行動を取ることが大切です。
転職エージェントは、その成功報酬というスキームから、「転職意思の高い候補者を適切な企業に紹介すること」がビジネスにおける優先順位となります。
もちろん中長期的な関係性を築いておき、希望した案件があれば、という温度感のケースもあるかとは思いますが、その場合にはどうしても優先順位が下がってしまいます。
ケース別にエージェントから連絡が滞ってしまう理由を見ていきましょう。
初回の連絡への返信がないケース
- 登録が完了していない
- 連絡を忘れられている
- 対象の顧客ではない
特に3つ目のものなんて、「スカウトメールを送って来ているのは向こうなのに、どういうこと?」と思われる方もいるかもしれません。
ただ、エージェント側のメールでの配信はキーワードに引っかかったプロフィールに対しての半自動的な部分もあります。
エージェントもある一定度は候補者のプロフィールの詳細を見たり、特定のキーワードを検索してあなたのプロフィールを見つけます。
ただこの時点でプロフィールの確認にかけられる時間はほんと数十秒で、キーワードをさらっとみて、「まずは案件に興味を持ってくれるのかどうか試してみよう」ぐらいの温度感でアプローチしているケースも少なくありません。
もちろん、専門的なスキルや特定の経験を隅々までみてリーチアウトしている人もいるかもしれませんが、もしそうであれば、返信をした時点ですぐ対応をしてくれているはずです。
初回の面談後に返信がないケース
- 社会人としてのマナーに問題があった
- 希望に合う求人がない
- 本気度が伝わってない
- 担当者の手が回っていない
- 担当者のやる気がない
特に2つ目はよくあります。
どれだけ素晴らしい経験を持っていたとしても、合う求人がなければ紹介もできません。エージェント側も歯痒いです。
面談を通してレジュメ以上の情報を確認した結果、
希望や条件に合うものがすぐなかったりします。
特に年収面の希望や、リモートワークを含む就業形態に加えて、商材まで絞ってしまうと、またポジションが空いてからのご連絡というケースも多いです。
転職を急いでおらず、競合他社や、特定の企業へ転職だけを希望する場合には、その企業もしくは業界との関係性があるエージェントとの関係性を築けると良いです。
転職活動の緊急性次第ですが、案件の数を紹介して欲しければ、幅広目に希望を伝え、転職活動をしていることをアピールすることもポイントです。
選考プロセス中に返信がないケース
- 企業の選考に時間がかかっている
- 担当者の連絡もれ
- 担当者が辞めてしまった
選考プロセス中では基本的にエージェントは候補者を推している側なので、通常は連絡の頻度が増える方が多いです。
「企業の選考に時間がかかっている」のであれば、確認の連絡すれば選考のステータスを教えてくれるはずです。
合否の状況の進捗もなしに、連絡の頻度だけ多くするのも憚られるので、待ちのステータスである場合も少なくありません。
一方で、「問い合わせをしているにも関わらず、連絡が来ない」のは確認が必要です。
不運にもれてしまっている場合にも、確認をしなければ最悪タイミングが合わなくなってしまうかもしれません。
やりとりをしていたのに急に連絡が来なくなってしまった場合は、「担当者が辞めてしまった」可能性も考えられなくはないので、早めのに連絡を取るようにしましょう。
連絡を無視される理由
ここまでケース別に連絡が来ない理由をみて来ましたが、まとめると大きく以下の2つに分けられます。
- 優先度が低い
- 手が回っていない
候補者側は無料で、企業側が紹介時に費用を支払うという仕組み上、転職エージェントからみて優先順位が低いと判断された場合、そもそも連絡も定期的にもらえるというよりも、案件ベースでの連絡が基本であることを理解しておく必要があります。
ただ、人間なので連絡が漏れてしまっているケースもあると思います。
その場合としては対処法としては、シンプルに「確認してみる」ことが1番早いです。
対処法をまとめますと、
- 担当者に状況を問い合わせる
- 連絡頻度を増やす
- 希望条件を見直す
- 担当変更を依頼する
- 複数の転職エージェントを使う
専門性的にも相性的にも合っていないエージェントと無理に付き合おうとしても、そこから希望する案件紹介につながるケースは少ないので、
合っていないと思ったら、他のエージェントと話してみるのも一つです。
まとめると、転職エージェントから連絡がこないなら自ら動くことが、重要です。
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