直火式エスプレッソメーカーALESSI Pulcinaの魅力

雑記
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イタリアでコーヒーといえば、エスプレッソが出てくるそうです。

友人のイタリア人の日常を聞いていると

朝はエスプレッソに始まり、日中はエスプレッソをフォームドミルクに入れたカプチーノを楽しみ、

エスプレッソが生活の一部になっています。

そんなイタリア人の生活に欠かせないのが、マキネッタ、直火式エスプレッソメーカーです。

私は、ALESSIのマキネッタ、Pulcinaに一目惚れしてしましました。

マキネッタ、モカポットって

直火式エスプレッソメーカーのことを言います。

そうです、KALDIにある、カクカクしたシルバーのポリゴンみたいなフォルムのおしゃれなやかんみたいな、コーヒー淹れるやつです。

直火式のエスプレッソメーカーをマキネッタと言い、イタリアでは一家に一台ある定番です。

日本では、モカポット(Moka Pot)とかマキネッタ(Macchinetta)とか呼ばれています。

これらは、水蒸気圧を利用してコーヒーを抽出します。

ALESSI Pulcina取扱説明書より

1930年大初頭にデザインされたこの型のエスプレッソメーカーは、水蒸気圧によって急速に熱湯を下から上にコーヒー粉に通過させて抽出することで得られる凝縮された強い香りと味わいが特徴です。

マキネッタでエスプレッソが作れるのは間違い?

ちなみに、モカポットで淹れたコーヒーは厳密にはエスプレッソと言わないそうです

エスプレッソマシンで抽出される際には、9気圧が理想と言われていますが、直火式ポットでは、約1.5気圧が限度のようです。

そのため、厳密にはエスプレッソに近い味わいの濃いコーヒーになります。

特有の味わいを生むクレマもできません。(できるのもあるようです!)

そういった理由で、モカポットで入れたコーヒーはモカコーヒーと言われることもあります。

有名どころは、マキネッタを発明した、アルフォンソ・ビアレッティさんのブランドの、ビアレッティが定番です。

そうです、例のKALDIで売ってるポリゴンみたいなあれです。

この発明によって、お店でしか飲めなかったエスプレッソが、誰でも自宅で楽しめる身近なものになったそうです。

AlessiのPulcina可愛い

ただ、捻くれ者の私は、みんなのと違うのが欲しいと買い渋っておりました。

そんな時に、オシャレ英文雑誌「TokyoWeekender」でオシャレグッツとして紹介されていたのが、ALESSIのマキネッタでした。

何と言ってもかわいい…。

ALESSI.com

ALESSI(アレッシィ)はイタリアのデザインプロダクトカンパニーです。国際的なデザイン賞も受賞しており、世界の多くの美術館にもALESSI製品が収蔵されています。

1970年代からは有名な建築家やデザイナーとの協働により、デザイン性に特化した製品を開発し続けています。

Pulcinaは、イタリアの有名建築家であるMichele de Lucchi(ミケーレ デ ルッキ)により、2015年にデザインされました。

>>Alessi公式ページ

定番のシルバーのものは、デザイン的にも近代的でシンプルな感じがすごくかっこいいです。

さらに捻くれた私は、オールブラックを選びました。

なんか小鳥みたいで可愛くて、機能的にも優れたV字型の注ぎ口だったり、本当一目惚れでした。

本体はアルミニウム製で、ハンドルとつまみはプラスチック製です。

アルミニウムの特徴として、コーヒーメーカーの内壁に徐々に薄いコーヒー膜を作り、使い込むほどに味が出ると言われており、モカ・コーヒーファンの支持も高いです。

ステンレス製のものに比べ、より豊かでまろやかな風味であると言われています。

一方で、アルミは耐食性が低く酸化しやすいので、管理に注意が必要です。

抽出後の管理を怠ると、黒ずみができたりします。

アルミの変色は長時間水に触れることで発生します。

私もついついやってしまっていたのですが、濡れたまま自然乾燥させるのではなくタオルなどで水気を拭き取ることが必要です。

IH対応!

マキネッタは直火対応で、IHに対応していないものもありますが、

ALESSIのPulcinaはIH対応の最新型です。

説明書によると、底面がステンレス製のため、ガスレンジ、電気及びガラスセラミック調理器で使うことができるとのことです。

日本のIHは海外のものとは違うようで、底面のサイズなど物によっては認識されず加熱されないこともあるようなので注意が必要です。

Pulcinaでコーヒーを淹れてみる

取扱説明書に従い、コーヒーを作ってみたいと思います。

1番下の部分、ボイラー部の安全弁のライン下まで、冷水を入れます。

外側の安全弁の出っ張りがある部分を内側から見ると、うっすらラインがあるのでそのラインを目安にしています。

ボイラー部に漏斗型のフィルターを取り付けます。

豆は「深煎り」の「細挽き」を準備します。

フィルターの縁まで、挽いたコーヒー粉を入れ、押し込まず(タンピングせず)にスプーンで表面をならす程度にします。

豆の挽き目の荒さにも注意が必要で、

エスプレッソマシン用の「極細挽き」にしてしまうと、抽出に時間がかかり雑味ばかりの味になってしまうばかりか、フィルターが詰まって破損しまう可能性があるので注意が必要です。

細挽き〜中細挽きぐらいが、抽出的にもちょうどよいようです。

マキネッタメーカーのビアレッティが、自社工場で焙煎した、マキネッタのためのコーヒー豆もあるようです。

ポット部分とボイラー部分をしっかりねじ込んだら、ガスレンジの上に置き火にかけます。

炎が高くなりすぎると、本体が傷んでしまうので、底に火が当たらないように調節します。

色々ブログを読んでいると、「なるべく火を小さくする方が良い」というものも見かけます。

抽出時間に影響するので、この辺りは好みかもしれません。

マキネッタは空焚きが怖く、火を止めるタイミングわからないと、私も初回はビビっていました。

ブログなどを読んでいると抽出の最後で鳴る「コポコポという音が合図」というのをよく見かけます。

特に最初のころは、つきっきりで耳を立て、見ていましたが、わかりやすい「コポコポ」という音が鳴りました。

出来上がったら、火を止めて、注意してカバーを開け、

最初に上がってきた濃いコーヒーと最後の方の薄いコーヒーが混ざるように小さじでコーヒーをゆっくりかき回します

これで出来上がりです。

本体が非常に熱くなっているので、冷めてから内部を洗って水気を拭きとって保管しておきます。

エスプレッソがある生活

週末の朝にマキネッタでコーヒーを作るだけで、QOL(生活の質)爆上げな感じになるのは、私だけでしょうか。

使い込めば使い込むほど、コーヒーが馴染んで味が出るということなので、アルミ製のマキネッタは育てがいがあり、愛着が湧きます。

夏になったら、バニラアイスを買ってきて、アフォガードでも作ってみようかなと思っています。

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