結果的には、
チャットで面談を調整 > 退職したい旨を面談内で伝える > 退職願を渡す
という方法での退職となりました。
学びもあったので、コロナ期間中1回目の退職について書いています。
在宅勤務が続く中での退職の意思を伝える
当時は、15名ほどの小さな組織であったことに加え、社長への直接レポーティングと、つながりが強く、状況に強い不満があったわけでもなかったので、どう伝えようか悩んでいました。
加えて、緊急事態宣言により、オフィスに行かなくなってから3ヶ月続いていた頃でした。
ただ、幸いなことに次の転職先が決まっていたことで時間的な制限もあり、なるべく意思を早く伝えようと思い、また在宅勤務も続いていたので、チャットで「退職を考えている」旨を伝えました
ここで学んだのが、「他の人にもインパクトがあること、義理を通すべきことをチャットで連絡してくるな」と、一蹴されてしまいました。
こういった話題を話すのは、なかなか腰が引けます。そのため二の足を踏みがちです。
聴く側も構えるので、少し先の設定になってしまったります。
退職を長引かせたい場合には、面談の調整自体はぐらかされてしまい、調整ができないこともあります。
定例会があれば特別にアレンジするわけでもなく、定例会が無ければ、「話したいことがあるのでクイックに1on1を」ということで、アレンジするのが良いです。
詳細を伝えすぎずになるべく早く予定を確保してもらうのがベター。
引き止めとカウンターオファーに揺るがない
当日、誰も出勤していないオフィスで社長と二人で話しました。
チャットでうまくコミュニケーションができていなかった状態でのスタートだったので、個人的に引け目も感じていました。
まず、「どうして退職を考えるようになったのか」の経緯から聞かれ、「社内に不満はあるのか?」というような質問をされました
私の場合、次の転職先が決まっていたので、キャリアのために転職したい旨をそのまま伝えました。
コロナの影響で当時予定されていた海外進出も実現できなくなってしまっていた中、グローバルでの活躍の機会が手に入ったので「応援してほしい」ことを伝えました。
それに対して、社長からは今は特殊な状況であること、今後考えているビジネスの将来性についてなどを説明いただく中で、ありがたいことにも引き留めていただきました。
実際に会って話すと、やはり相手は百戦錬磨の社長ですし、お世話になった背景もあるので、何も言われなくでも心が揺らぎます。
ここでカウンターオファー(=昇給や昇進の提示)をされることがあります
企業によっては、退職のプロセスとして、複数回の面談を設定されるケースもあります。
その中で現状を改善する提案や、具体的な昇給の提示や、昇進の提示があります。
でも、この時点では、意思を貫き通しましょう。
一度退職の意思を伝えれば、もとに戻ることはできません。
たとえ戻ったとしても、伝える前とは一変します。
カウンターオファーのリスクについては、こちらの記事をどうぞ。
転職の意思を持って、転職活動をして、希望の条件をもらっているこの段階では、何よりも、明確に転職をしたいと思った理由があるはずです。
それは、どのような提案があったとしても、現職ではかなえられないことである可能性の方が高いです。
転職をしたいと思ったきっかけを思い出して、意思を固く貫き通しましょう。
退職願を効果的に使う
対面での会話の中では、心は揺らぎます。
こう行った際にに役に立つのが、退職願を文面で用意することです。
口頭で話していると、最悪の場合「言った言わなかった」問題に発展するケースもあります。
そうでなくとも、交渉に慣れている人であれば、退職日の交渉の中で妥協を求められるケースもあります。
私の上司からも、「実は頼みたいことでこういったことがある」ということで、退社のタイミングについて相談を受けました。
しかし、一度決めた入社日を遅らせることは、転職先に対して悪い印象を与えます。
文章で書いておいたものを相手に渡すことで、そこで具体的な内容についてクリアにすることができます。
口頭で話すとスムーズに進んでも、結局いつ退職の希望日といったっけ?と忘れてしまうことはあります。
デリケートな会話なので、双方に何度も確認をする必要がないよう、文面で残しておきましょう。
また上司にとっても、退職のための手続きを社内で進める際にも文面であるとスムーズです。
特に希望する退職日を記載しましょう!
まとめ
上記の会話を経て、私は幸いにもスムーズに退職手続きを進めることができました。
できるものなら円満な退職が理想です。
意外と業界は狭いですし、退職後も縁につながるケースも多いものです。
ただし、そうはうまく行かないケースも往々にあると思います。
なるべくお互いが気持ちよくプロセスを進められるアイディアとして、上記が役に立つと幸いです。
では、またー
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