結論を言いますと、求人サイトへの登録とエージェントの併用が個人的には1番効率が良いです。
自身で気ままに求人サイトで情報収集をしつつ、相談に乗ってくれて客観的に紹介してくれるエージェントとの付き合い、この2本柱が良いかと思います。
ここでは、求人を探すための準備と、求人を探す方法について考えてみましょう。
準備
そもそも自分が何を期待して転職を考えているのか振り返り、その上でどういった業界に行きたいのか考えてみるのは良い準備になります。
自己分析
他人のアドバイスをもらう前に、自身の軸、希望を整理しておくのは重要です。
自身の経験を棚卸してみましょう。
そこから、強みや弱み、今後専門性を上げていきたい部分が見えてくるかと思います。
その上で、自分のキャリアプランについても考えてみましょう。
転職活動中は、求人票やエージェントからの情報など様々な情報に触れます。転職における軸を持っていないと、本当に求めていた転職を見失ってしまいます。
3年後、5年後どうなっていたいのか、なりたい姿から逆算して、今何が必要なのかを考えるのも一つの方法です。
例えば、今回の転職で成し遂げたいこと、大切にしたいこと、働き方の条件など、軸3つを考えてみましょう。
業界研究
まずは行きたい業界はどこなのか、自分の希望考えてみましょう。
一方で客観的に、その業界には将来性があるのか、など考える必要があります。そこで鍵を握るのが、市場を知ること、業界研究です。
業界研究といっても、何を始めれば良いのか、という人にはエージェントと話してみるのも一つの手です。
エージェントを使う意義でもあるのですが、初めから決めすぎない、狭めすぎずにさまざまな業界の求人をエージェントの案内に応じて聞いてみるのも良いです。
自身の経験を活かすことができるものには、どのような求人があるのか、また経験値的に希望する業界へのチェンジがそもそも可能なのかどうかも聞いてみるのが良いでしょう。
自分のキャリアや希望が見えてきたら、業界や業種など最低限の自分のNGは持っておくと、エージェントと話す際などその後の紹介もスムーズです。
外資か日系かを悩んでいる場合には、そもそも外資向きなのか一度考えてみるのも重要です。
外資に向いている人については、また別の機会に書きたいと思います。
転職会議やOpenworkという口コミサイトで、個別の企業の内情から調べる方も多くいらっしゃいますが、個人的には選考が進んでから、調べて、エージェントや面接官の人に逆質問で聞いてみても遅くないと思います。
求人を探す方法
大きく分けて4つあります
- 企業のホームページ、採用ページを見る
- リファラル:知人、友人の紹介
- 転職サイト
- エージェントへの登録
それぞれにメリット、デメリットがありますが、順番に見ていきましょう。
企業のホームページを見る
1番シンプルな方法です。
メリットとしては、ダイレクトな応募は企業への熱意も伝わりやすいです。
特にその企業に勤めたいという場合には、経験やプロフィールをもとに、特定ポジションに限定せず人事担当者が紹介してくれるケースもあります。
デメリットとしては、
X:条件など事前に知れる情報が不十分なケースが多い。不明なポイントは選考に進めないとわからないまま。
X:最新の情報ではないかもしれない。アップデートが行われておらず、既に採用が終了しているものが掲載されているかも。
X:フィードバックを受けづらい。面接に進まない限り、お見送りの連絡まで何も来ないケースもあります。
リファラル
メリットとしては、特にカルチャーフィットなど、入社後のギャップが少ないこと、選考がスムーズなことが挙げられます。
一方でデメリットとしては、
X:友人経由ということもあり、採用条件など細かい部分を聞きづらい。
X:他の選考も進む可能性があるが、紹介してくれた人との関係性もあるので、断りづらい。
転職サイト
メリットとしては、自分の希望で検索できること、転職市場にどういった求人があるのかを横断的に見れることが挙げられます。
一方でデメリットとしては、
X:面接対策や履歴書のアドバイスを受けられない
X:膨大な求人から、自分で求人を探す
X:面接の日程調整から、年収交渉まで全部自分一人
エージェントへの登録
メリットとしては、
- 無料で転職カウンセリングを受けられること
- 希望や経験に応じて、募集を紹介してくれること
- 面接対策や、履歴書に対するアドバイスをしてくれること
- 日程調整から、年収交渉のサポートをしてくれること
- 各プロセスで適切なアドバイスや、企業についての情報を教えてくれること
などなど、メリットは多いように感じます。特に他の手段との違いで1番顕著なのが、Webから応募しても何の音沙汰もないケース。
エージェント経由の場合、少なくとも選考が引き続き行われているのか、選考の状況についても確認し易いです。
もちろんデメリットもあります。
- 登録をしないといけない
- 希望しない求人を紹介されることも
- 担当者次第
人とのお付き合いなので、やはりその担当者次第というところと、自身の希望や強みをどこまでうまく伝えられるのか、関係性を築くことができるかに委ねられます。
個人的に特にシニアなポジションでは転職エージェントの使用をお勧めしています。
おすすめ:求人サイトへの登録とエージェントの併用
転職サイトは、複数のエージェントの案件を横断的に探すのに便利です。
求人サイトで見つけたものも、エージェントが担当していれば、エージェント経由での紹介も依頼できます。
登録しておくと、エージェントからのスカウトが来ることもありますので、是非登録してみてください。
おすすめの転職サイト
- CareersCross
- https://www.careercross.com/
- Daijob
- https://www.daijob.com/
転職エージェントを使うメリットについてはこちらの記事をご参照ください。
特に外資系企業への転職を具体的に考えている場合は、転職エージェントを利用するのが一般的です。
注意点は、外資系企業の求人に強いエージェントを利用して下さい。また一部エージェント経由での紹介を受け付けていない企業もあります。
リクナビNEXTの調査によると、転職した人は、エージェントとサイトを平均2、3社利用しています。
複数使うべきか、一社にするべきかは、またの機会に書きたいと思います。
お役に立てば幸いです。では!
コメント