もっぱらインスタントコーヒーを牛乳に混ぜて飲むことで、実家で育った私でしたが、
社会人になり、流行りのコンビニのコーヒーを飲んだり、おしゃれなカフェに行くようになりコーヒーへの興味が湧きました。
そんな時に住んでいた、シェアハウスでのバリスタの同居人との出会いで、空気圧で抽出するAeropressに出会いました。
エスプレッソを家で飲む贅沢
京都に住んでいたころ、当時は建築家の人たちが作ったシェアハウスに住んでいました。
そのシェアハウスには、Karitaの電動豆挽きがあり、同居人達がコーヒー豆を買ってきては、ドリップで淹れたり、
ヨーロッパ帰りのお姉さんは、
KALDIでよくみるかわいいおじさんが目印の直下式のエスプレッソメーカーのビアレッティでエスプレッソを入れて振る舞ってくれました。
自分自身でもドリッパーを実家から持ってきていたので、挽きたての豆の香りを楽しみながら、ハンドドリップしていました。
手動の豆挽きだった私からすれば、自動の豆挽きの楽さが衝撃でした。
さまざまな種類の豆のコーヒーを飲み比べたり、豊かなコーヒーの楽しみをここで学びました。
そんな中特に衝撃だったのが、バリスタの同居人が作ってくれたカフェラテでした。
お店で見るラテアートを友達が作ると、なぜかとても新鮮でした。
彼は、アメリカ出身のバリスタのスティーブン(仮)。
京都の老舗コーヒー店で働く彼は190cmを超える長身スタイル抜群で、ヨーロッパ系の美男子でした。
あまりに美形で、ちょこちょこモデル業をしたり、雑誌のスナップもよく撮られていました。
カフェに立てば、彼目当てに来るファンも少なくありませんでした。
シェアハウスには、デロンギのエスプレッソマシンが備付けであり、それでよくラテアート付きのカフェラテを入れてくれていました。
コロナでフルリモートになり実家に帰ることを決め、カフェラテともお別れかと思っていた頃、
「マシンがなくても、簡単にエスプレッソ楽しめるよ。」と教えてもらったのがAeropressでした。
実は私、Aeropressとは、その時が初めてではありませんでした。
アメリカに住んでいた頃、キャンプで友人がAeropressでコーヒーを淹れてくれたのが初めての出会いでした。
注射器式の構造になっていて、空気圧で抽出します。
アウトドア製品を扱う会社で作られているだけあって、持ち運び用に収納できるようになっている、その機能的なデザインが魅力的です。
キャンプの時にバーナーで沸かしたお湯で、
エスプレッソを入れてくれる姿がインスタ映えだなー、と思っていたものの
名前を聞くのを忘れ、
帰国後「プシューって押していれるコーヒーのやつ」と言ってわかってくれる人は周りにおらず、
わからないまま、8年越しの日本での再会でした。
何と言っても、私のような何ちゃってコーヒー好きでも、簡単に安定した味わいのコーヒーを楽しめることにあります。
1分のプレスでコーヒーができることを売りにしていて、ハンドドリップの技術を求められることもなく、味を損なうことなく美味しいコーヒーを楽しめます。
その割に、自由度が高く、お湯の量や温度、粉の量、蒸らし時間、攪拌の時間など、調整によって味の変化を感じることができます。
これをきっかけに、Aeropressのエスプレッソを楽しむようになりました。
シンプルな仕組みの抽出方法ではありますが、
自由度も高く、美味しく淹れられるかの大会もあったり、プロのバリスタのファンも多いです。
そんなこんなでコーヒーのいろんな飲み方にハマっていく私なのでした。
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